体外受精と自然妊娠の多胎妊娠の比較と多胎妊娠のリスク

体外受精と自然妊娠の多胎妊娠の比較データ

 

不妊治療をする人が増えて、日本でも多胎児の生まれる確率が上昇しています。自然妊娠と不妊治療ではどれくらいの確率で多胎児が生まれるのでしょうか?
自然妊娠で多胎児が誕生する確率は、一卵性双生児では0.3~0.4%ほどであり、二卵性双生児は1.0%ほどになります。顕微授精や体外受精などの不妊治療では双子の生まれる確率は4%ほどになっています。
単胎妊娠でもリスクはあるのですが、多胎妊娠では単胎妊娠よりも多少リスクが上昇します。多胎妊娠での代表的なリスクを上げておきます。もちろんいくつかは単胎妊娠でも同様ですので多胎妊娠だからと言って必要以上に怖がる必要はありません。

多胎妊娠のかかりやすい症状

1.妊娠高血圧症候群

腎機能への負担が単胎妊娠よりも増えますので、妊娠高血圧症候群にかかりやすくなります。カロリーや塩分控えめを心掛けて、体重が1週間で500g以上増加しないように注意が必要です。単胎妊娠に比べて3倍以上の発症リスクがあると言われています。

2.早産

単胎妊娠では子宮内にひとりですが、多胎妊娠では2人もしくはそれ以上が子宮内で発育していきますので、早い時期から子宮が大きくなります。お腹も張りやすくなりますので、早めに管理入院となることも多くなります。

3.バニシングツイン

これは多胎妊娠でのことですが、ひとりが染色体異常などの理由で妊娠初期に消えてしまうことがあります。これは自然に起こってしまうことなので防ぎようがありません。亡くなってしまった胎児は吸収されていきますので、特に処置もありません。

4.貧血

自分を含めて、胎児の分も血液が必要になりますので妊娠中は貧血になりやすくなります。多胎妊娠では、さらに血液が必要となりますので、貧血になりやすくなります。

5.双体間輸血症候群

これは双子特有の症状になります。胎盤がひとつしかない場合は、その胎盤を二人が共有していますので血液の送られるバランスが悪くなる場合があります。これは一絨毛膜双胎児におこる現象です。
①受血児(循環血液量が多い子)・・・高血圧、多血、うっ血性心不全、胎児機能不全などがあります。血液を過剰に受け取ることで心臓への負担がかかってしまいます。羊水が多いのが特徴です。
②供血児(循環血液量が少ない子)・・・低血圧、貧血、腎不全、胎児発育不全などがあります。羊水が少ないため、成長が妨げられることがあります。

5.子宮頚管縫縮術

早産予防のために子宮口を縛る手術をすることが多いです。シロッカー方式、マクドナルド方式というのがあります。子宮が大きくなって子宮頚管が短くなってしまう前、安定期に入ったころに行われます。手術をすることで感染症にかかってしまう、陣痛が誘発されてしまうというリスクもあります。手術は腰椎麻酔をして行い、1週間ほどの入院が必要となります。

これらのリスクが考えられるために、健診の回数も単胎妊娠に比べて多くなります。また、早めの管理入院となる確率が高くなりますので、出産費用とは別に入院費用がかかる場合があります。初めての妊娠であれば心配ないのですが、上の子供がいる場合には上の子供の世話を見る人の確保も必要となります。お父さんは自分のことは自分でがんばりましょう。また、多胎妊娠では8か月くらいになれば、単胎妊娠の人の臨月と同じくらいのお腹の大きさになります。急激にお腹の皮が引きのばされますので、妊娠線もできやすくなります。気になる人は、早めからクリームを使うなどのケアがお勧めとなります。

 

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