不妊治療のステップ タイミング治療・人工授精・体外受精

不妊治療のステップ

 

まずは、自宅で基礎体温を毎朝測ってグラフ化していくことから始まります。基礎体温を測る体温計はネットやドラッグストアでも簡単に手に入ります。費用はついている機能によって変わってきますが、数千円程度で購入できます。中にはスマホアプリへ送信してデータを残していけるような便利なものも出ています。

基礎体温を測るタイミングとしましては普通の体温計ではないので舌下で計測します。

・だいたい同じ時間に計測する
・目が覚めてすぐ、起き上がったりする前に計測する

といった普通の体温計とは違う、いくつかの注意点があります。

そして計測した体温を基礎体温表にグラフとして残していきます。小数点第二位まで表示されますので、そちらを書いていきます。
最低でも数か月以上グラフがあると初めて産婦人科を受診する場合にも役立つので妊活をしようと思ったら、すぐに始めることが望ましいです。
 
 

1.タイミング治療

 

言葉の通り、排卵のタイミングを見て性行為を持つことになります。
基礎体温を付けていてグラフがきれいに表示されている場合は分かりやすいかもしれません。しかし、なかなかキレイにグラフとして表れない場合は素人判断では難しいかもしれません。産婦人科で受診している場合には超音波検査で調べてくれるので判断がしやすくなります。
 
 

2.人工授精

 

排卵の前からさまざまな準備を進めていきます。

(1)排卵日を推測します。排卵のタイミングがわからなければ精子を送り込むタイミングもわかりません。それなので、生理が始まって数日内に受診をして医師と相談をします。必要に応じて排卵誘発剤の使用を検討します。

(2)排卵前検査をします。超音波検査で子宮内膜の厚みを計測したり、卵胞の様子を見ます。そのほか、黄体形成ホルモンも調べて分泌量の確認もします。
これで排卵日に見当がつきますので、人工授精の日にちが決まります。
この検査は生理開始から10日ほどの日にちになります。

(3)人工授精当日。不妊治療の病院であれば、精液を採取するための個室が用意されていますので、そちらで精液の採取をします。
中には来られないという男性もいると思いますが、その場合は当日自宅で採取したものを女性が持参することになります。
精液は病院で洗浄と成分調整をします。これは女性の感染症のリスクを下げること、運動率の良い元気な精子を送り届けるためです。カテーテルを使用して子宮内へ注入します。

(4)妊娠判定をします。これは生理開始予定日を過ぎてからになります。
生理開始予定日を過ぎても生理が来ていない場合に、尿検査をして妊娠判定をします。人工授精での妊娠する確率は年齢などでも変わってきますが2回目までに62%、3回目までに78%、4回目で89%というデータが出ています。
タイミング療法の妊娠する確率が3~5%ほどと言われていますので高くなります。ただ、5回以上続けても妊娠することがない場合は、人工授精では難しいということが言われていますので体外受精を選択する指標になっています。
ちなみに費用ですが、病院にもよりますが2万円前後の費用がかかります。
排卵を誘発する薬を使う場合はさらに数万円が加算となります。
 
 

3.体外受精

 

体外受精は、女性の卵子を取り出してパートナーの精子を受精させてから受精卵を子宮に戻すことを言います。体外受精にもいくつか種類があります。

(1)体外受精・胚移植
数日間、受精卵を培養したあとに子宮に戻します。初期胚移植と言われています。

(2)体外受精・胚盤胞移植
5~6日ほど培養し、胚盤胞まで受精卵を育ててから子宮へ戻すことを胚盤胞移植と言います。

(3)凍結胚移植 培養した受精卵を凍結させておき、母体の子宮内膜の状態をホルモン投与で整えてから子宮に戻す方法です。

① 排卵誘発剤を使用して卵巣を刺激して、十分に卵胞を成長させます。卵胞が十分に育ったのを確認したのちに、hCG注射で排卵を促します。
② 超音波で確認をしながら、膣から器具を挿入して卵子を採取します。この時には麻酔をして行います。同じ日に精子を採取し、精子を遠心分離機にかけて精子の質を上げてからシャーレのなかで一緒にして受精させます。
③ 数日後に受精卵を選別し、カテーテルを膣から入れて子宮内へ戻します。数分で終了しますが、移植後に数時間安静にします。胚盤胞移植ではさらに数日してからの移植になります。移植後は受精卵の着床を助けるために黄体ホルモンが投与されます。

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